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北海道

北海道の道は地方自治法に於いて他の都・府・県と同格の接尾辞とされているが、それを外して単に「北海」と表記・呼称されることは非常に稀である(社名や学校名等の固有名詞に使用される例はある)。これは五畿七道にあやかって命名されたひとまとまりの地域名をそのまま地方公共団体名として転用した特殊性に拠るものといえる。逆に道の方が「道銀(北海道銀行)」「道新(北海道新聞)」等、事実上北海道を指し示す固有名詞として広く普及しているのが現実である。


北海道地図後述の通り、1886年から1947年まで北海道を管轄した地方行政官庁は北海道庁であった。この場合、「北海道」は単なる地域呼称であって、「北海道庁」が「東京府」や「青森県」などと同格の官庁名であり、現在一般に理解されているような単なる庁舎の呼称ではない(樺太と樺太庁の関係に同じ)。1901年に北海道会法および北海道地方費法が公布・施行されて議会を持つ地方自治体となったが、自治体としては「北海道地方費」と呼ばれた。戦後、1946年の第1次地方制度改革で市制・町村制・東京都制とともに府県制が改正されたとき、北海道会法と北海道地方費法が廃止されて府県制に統合された。府県制は道府県制と改称され、改正法律の附則の規定により従来「北海道地方費」と呼ばれていた自治体を「道」と呼ぶこととされた。地方行政官庁としての北海道庁は1947年の地方自治法施行により「北海道庁官制」とともに廃止され、同法に基づく普通地方公共団体としての北海道となった。

青森

青森県 (あおもりけん、英称 Aomori Prefecture)は、本州最北端に位置する県である。 秋田県と岩手県と接する。 県庁所在地は青森市。

青森県の都市部では、日本の他の地域と同様に脱方言化が進行している。多少の北奥羽方言的イントネーションや単語がなどがみられるものの、共通語を使って日常生活をする人が増えてきている。これは、近代以降の標準語教育の影響、各地に開拓入植が行われたこと、旧三市(青森市・弘前市・八戸市)の支店経済都市化、本州の北のターミナルとして青森港や八戸港を全国の人や物が経由していること、それになによりテレビなどのメディアの影響が要因として考えられる。一方、郡部では、比較的古いかたちの方言がある程度世代を越えて受け継がれている。

近世から明治初年
江戸時代には主に盛岡藩8万石(後に20万石に高直し)と弘前藩10万石が現在の県域にあたる地域を支配した。ほか、盛岡藩の支藩として八戸藩2万石、七戸藩1万石そして弘前藩の支藩として黒石藩1万石があった。いずれの藩においても最北の地にあるため飢饉の際に大きな被害を受けたが、下北地方では餓死者がほとんどいなかった。江戸時代においても青函海峡沿いにアイヌ人がいたと伝えられている。

戊辰戦争時、弘前藩も盛岡藩も当初奥羽列藩同盟に属していたが、途中で弘前藩は官軍に寝返った。戦後、盛岡藩は大幅に石高を減らされ、その跡に斗南藩が置かれ、もと会津藩の松平家が3万石で入った。

岩手

岩手県(いわてけん、英称 Iwate Prefecture)は、東北地方に属する日本の都道府県の一つ。その面積15,278km²と、四国3県に匹敵し、都道府県としては北海道に次いで広い。県庁所在地は盛岡市。

県名は、県庁の置かれた盛岡の所属郡名「岩手郡」に由来する。

「岩手」の起源については、「住民の悪鬼追討の祈りに対し、人々の信仰を集めて『三ツ石さま』と呼ばれていた大岩(三ツ石の神、現:三ツ石神社)がそれを懲罰、二度とこの地を荒らさないという鬼の確約を岩の上に手形で残させた」故事にならうといわれる。

また、「岩手」の名が文献に登場するのは、「みちのくから都に献上された鷹を、帝がたいそう気に入り、鷹に慣れた大納言に預けたが、取り逃がしてしまった」と言う大和物語の一説が初めてだといわれている。その鷹の名は「岩手」であった。 帝は、岩手を失った悲しみを「言わないことが言うことより気持ちが勝るのだ」の意味で、「岩手=言はで」に掛け「いはでおもふぞいふにまされる」と詠じたという。この表現は、古今和歌集の中からの本歌取りである。

気候区分は北部および西部の山岳地が日本海側気候東北・北陸型気候区に属すが、その他は太平洋側気候三陸型気候区に属する。沿岸部は夏は涼しく冬は内陸ほど寒くないが、北上盆地は内陸性気候であり、夏は暑く冬は寒い(→東北地方#気候)。

県内全域が豪雪地帯であり冬には県全域に雪が降るが、積雪量には地域差が大きい。奥羽山脈では、積雪量が多く雪質もいいため、いくつかのスキー場でスキーやスノーボードの国際大会や国内大会が開かれることが多い。太平洋側の盆地である北上盆地は、冬季の西高東低の気圧配置になると奥羽山脈が「壁」の役割をはたして晴天になる場合も多い。そのため、放射冷却によって早朝の最低気温がかなり低くなる(降雪時や曇天の場合は気温が下がりづらい)。北上盆地に位置する盛岡市は、このような放射冷却の影響がある脊梁山脈東側盆地の最北端都道府県庁所在地であるため、盛岡市より北に位置する青森市、場合によっては札幌市よりも最低気温が下回る時が通常で(青森市・札幌市ともに日本海側のため冬季は曇天が多く、放射冷却がおきづらい)、東北地方では勿論、日本の都道府県庁所在地で最寒都市である日が多い。

一方、北上盆地の夏は、フェーン現象の影響で、南にある海洋性気候の(傾向もある)仙台市よりも気温が高いことがしばしばあるが、沿岸部は仙台市と同様の気候となることが多い。

宮城

宮城県(みやぎけん、英称 Miyagi Prefecture)は、日本の県の一つで、東北地方に属する。東は太平洋に面し、西は奥羽山脈に接する。県庁所在地は仙台市。

県名の「宮城」とは、陸奥国府「多賀城」のことである。多賀城が属していた郡は宮城郡と呼ばれ、のちに初代仙台藩主・伊達政宗によって宮城郡内に城下町・仙台が築かれた。廃藩置県で仙台藩は仙台県となったが、約半年後、県庁所在地・仙台区が属し、かつ、多賀城以来の歴史を持つ宮城郡の名をとって宮城県と改称した。

宮城県の農産物として、ササニシキ、ひとめぼれを初めとした米が最も有名である。また、世界三大漁場の「三陸沖漁場」に近いため、県内に気仙沼港・石巻港・塩釜港の3つの特定第三種漁港を抱え、全国屈指の水揚げ量を誇る。1県に複数の特定第三種漁港を持つ県は、日本国内において他に例がない。カツオ、サンマ、マグロの他、牡蠣、ふかひれ、ホヤなどの特産の水産物を持つ。その他、高級和牛牛肉の仙台牛、イチゴや梨などの果物、仙台伝統野菜に山菜など、豊富な食材を多く産出している点から、県は「食材王国・宮城」を宣伝句に掲げている。

現在、仙台市を中心として仙台都市圏が形成されている。また、仙台市都心部の物販・サービスの商圏として、隣接県に及ぶ仙台経済圏が形成されている。

私鉄路線
私鉄として1925年より宮城電気鉄道が存在したが、1944年に国有化され国鉄仙石線となった。また、くりはら田園鉄道の前身である栗原電鉄は私鉄であったが、1995年に第三セクター鉄道となり、2007年に廃止された。現在は宮城県内に私鉄の路線はない。過去に宮城県内に存在した、その他の主な私鉄は以下の通り。

仙北鉄道
仙台鉄道
仙南温泉軌道
秋保電気鉄道
角田軌道
増東軌道
金華山軌道
松島電車

秋田

秋田県(あきたけん、英称 Akita Prefecture)は、東北地方の県のひとつで、日本海に面する。県庁所在地は秋田市。

現在の秋田県は令制国での出羽国(明治初年に羽後国)と陸奥国(明治初年に陸中国)の一部からなる。「秋田」の名前の由来は土壌が稲作に向かなかったため付けられた「悪田」が転じたものだとも、アゴに似た地形から付けられた「齶田(あぎた)」が転じたものだともいわれている。天平時代に「秋田」の表記で定着した。

秋田周辺地域  42万9987人
秋田市(県庁所在地)
男鹿市
潟上市
南秋田郡
五城目町 - 八郎潟町 - 井川町 - 大潟村
大曲・仙北地域 14万6617人
大仙市(旧大曲市)
仙北市
仙北郡
美郷町
大館・北秋田地域 12万4354人
大館市
北秋田市
北秋田郡
上小阿仁村
本荘・由利地域 11万7451人
由利本荘市(旧本荘市)
にかほ市

山形

山形県(やまがたけん、Yamagata Prefecture)は、東北地方の県のひとつで、日本海に面する。県庁所在地は山形市。

県域を地図で見ると人間の顔の形をしている。県の東側一帯で宮城県との境に奥羽山脈、県の西部に朝日連峰がそびているように、県域の大半を山地が占め、中央を最上川が流れる。県民の多くがこの川の流域に住んでいるため、母なる川とも呼ばれている。北西側の日本海上には県唯一の離島、飛島がある。

1997年に東北パイオニアがパッシブ駆動方式有機ELディスプレイに量産成功して以来、最近では有機ELを核とした有機エレクトロニクス関連産業集積による産業おこしを行っている。これは、有機EL研究の世界的権威である山形大学工学部城戸教授の基盤研究を活用するためである。
マクドナルドの進出が全国で最も遅かった。1990年12月に県内1号店が開業したが、これは同年5月の旧ソビエト連邦(現ロシア連邦)の首都、モスクワへの出店よりもさらに後となった。
フォードの正規代理店のない数少ない県の一つでもある(1990年代前半に『オートラマ山形』が開業したが、数年後閉店。グループブランドのボルボは宮城県本拠のカメイオートが、2005年6月に山形市に代理店を設置した)。

県内は村山地方、最上地方、置賜地方、庄内地方の4つの地方に分けられ、それぞれ気候・文化などの面で違いがある。またそれぞれに県の出先機関として総合支庁が置かれている。

5年毎の国勢調査による県人口は、戦前は一貫して増加。戦後の第一次ベビーブームによって1950年(昭和25年)に最大になった。その後は産業構造の変化で郡部から都市部へ労働力が移動し、県内各市の都市化と県外諸都市への移住とによって県全体では人口が減少した。第二次ベビーブームに入っても人口減が続き、1975年に県人口は戦後最低となった。1985年(1,261,662人)第二のピークとなった後、ゆるやかに人口は減少に転じている。都市別・地域別には、県全体の人口増減とは必ずしも同期しておらず、県庁所在地である山形市は統計開始以来一貫して人口が増加している。また、山形市がある村山地方(山形盆地)は、ほぼ1つの都市圏として機能し、県内における人口比率を上げている。

山形市(県庁所在地、村山総合支庁所在地)
寒河江市
上山市
村山市
天童市
東根市
尾花沢市
東村山郡
山辺町 - 中山町
西村山郡
河北町 - 西川町 - 朝日町 - 大江町
北村山郡
大石田町

福島

福島県(ふくしまけん)は、東北地方南部、太平洋に面する県。

面積が大きく、また山脈により分断されているため、大きく浜通り、中通り、会津の3地域に分けられる。

人口の大きな自治体は、人口順にいわき市、郡山市、福島市となっているが、3市とも30万人前後である。商業統計では郡山市・いわき市・福島市の順、都市圏人口では郡山都市圏、福島都市圏、いわき都市圏の順である。3市はそれぞれの分野に特化し、行政機能が集中する福島市、経済・交通の中枢で商業・内陸工業・流通都市となっている郡山市、莫大な面積を持ち工業・観光に特化するいわき市となっている。また、会津地方の中心都市で史跡旧跡が多く存在する歴史都市会津若松市も上記3都市に比べ小規模ながら重要な地点となっている。

県名の福島は、福島城からとられた。

県内における最大の都市圏は、中通り中部の郡山市を中心とする郡山都市圏であり、周辺地域とともに県内最大の郡山経済圏を形成している。一方、中通り北部(福島市、伊達郡、伊達市)や浜通り北部(旧相馬郡地域 : 相馬市、南相馬市)などは、仙台市への通勤・通学者が一定の割合で存在するほか、休日の買い物に高速バスなどで仙台へ行く傾向が強く仙台市を中心とした仙台経済圏に含まれつつあり、繋がりが深い。(→東北地方の経済史、南東北、仙台経済圏、仙台都市圏を参照)のこと。

本県は南東北の南端に位置し、関東地方に隣接していることから関東への志向が強い。実際、中通りの白河市と郡山市、浜通りのいわき市は関東への通勤者が存在するなど、関東との繋がりが深い。ただし、県北地区と相双地区の仙台志向、また会津地方の観光中心経済と若干の新潟志向とは分けて考える必要があり、福島県の非統一性をうかがわせる一例となっている。

関東広域圏のテレビ放送を直接受信できる地域があったり、首都圏や三大都市圏を中心に展開している店鋪が東北では唯一本県に進出している例(丸井やデニーズなど)もあり、こういった事も本県の関東志向に影響していると考えられる。

福島県の自治体 市部: 福島市 | 会津若松市 | 郡山市 | いわき市 | 白河市 | 須賀川市 | 喜多方市 | 相馬市 | 二本松市 | 田村市 | 南相馬市 | 伊達市 | 本宮市
伊達郡: 桑折町 | 国見町 | 川俣町 | 飯野町
安達郡: 大玉村
岩瀬郡: 鏡石町 | 天栄村
南会津郡: 下郷町 | 檜枝岐村 | 只見町 | 南会津町
耶麻郡: 北塩原村 | 西会津町 | 磐梯町 | 猪苗代町
河沼郡: 会津坂下町 | 湯川村 | 柳津町
大沼郡: 三島町 | 金山町 | 昭和村 | 会津美里町
西白河郡: 西郷村 | 泉崎村 | 中島村 | 矢吹町
東白川郡: 棚倉町 | 矢祭町 | 塙町 | 鮫川村
石川郡: 石川町 | 玉川村 | 平田村 | 浅川町 | 古殿町
田村郡: 三春町 | 小野町
双葉郡: 広野町 | 楢葉町 | 富岡町 | 川内村 | 大熊町 | 双葉町 | 浪江町 | 葛尾村
相馬郡: 新地町 | 飯舘村

茨城

茨城県(いばらきけん、英称 Ibaraki prefecture)は、関東地方の北東に位置し、太平洋に面する県である。令制国の常陸国が大部分を占めるが、一部に下総国の地域がある。

県庁所在地は水戸市。

県名は廃藩置県後、間もなくに行われた県の統合の際に、茨城郡の水戸に県庁の置かれたためその郡名が採用された。
茨城という名は、一説に、賊を討つために茨の城(柵)を築いたことに由来する。読みについては、カ行音が濁音化する茨城弁(東関東方言に属する)の特徴もあり、「いばらぎ」と認識される場合も多いが、日本語共通語としての正式な読み方は「いばらき」で、大阪府茨木(いばらき)市と同じである。
近年では、正しい読み方を啓蒙する宣伝、活動が多く見られるようになった。これにより「いばらぎ」という発音に茨城県民は敏感であるかのように思われがちであるが、実際はそうでもない人も少なくない。
なお、パソコンの漢字変換機能では間違いにも対応するため「いばらぎけん」と打ち込んでも「茨城県」が一発変換される。一方富士通のワードプロセッサは「いばらき」では変換しなかった。

茨城県の自治体 市部: 水戸市 | 日立市 | 土浦市 | 古河市 | 石岡市 | 結城市 | 龍ケ崎市 | 下妻市 | 常総市 | 常陸太田市 | 高萩市 | 北茨城市 | 笠間市 | 取手市 | 牛久市 | つくば市 | ひたちなか市 | 鹿嶋市 | 潮来市 | 守谷市 | 常陸大宮市 | 那珂市 | 筑西市 | 坂東市 | 稲敷市 | かすみがうら市 | 桜川市 | 神栖市 | 行方市 | 鉾田市 | つくばみらい市 | 小美玉市
東茨城郡: 茨城町 | 大洗町 | 城里町
那珂郡: 東海村
久慈郡: 大子町
稲敷郡: 美浦村 | 阿見町 | 河内町
結城郡: 八千代町
猿島郡: 五霞町 | 境町
北相馬郡: 利根町

栃木

栃木県 (とちぎけん、英称 Tothigi prefecture) は、日本の都道府県の一つで、関東地方北部(北関東)に位置する内陸県。海洋国家である日本において、内陸側に位置する数少ない県の一つである。 県庁所在地は宇都宮市。
古墳時代、毛野川(けぬのかわ)(現在の鬼怒川)流域一帯には「毛野国」が成立し、これを上下に分かって「下毛野国(しもつけぬのくに)」「下野国(しもつけのくに)」が成立し、唐名では「野州(やしゅう)」と称する。現在でも「下野(しもつけ)」の呼称が広く使われている。

関東地方の北部に位置し、面積は6,408.28km²で全国第20位(関東最大の県)、東西約84km・南北約98km。県都宇都宮市は、東京から約100km、JR東北新幹線で約50分強の位置にあり、地方中核都市の指定を受けている。

東部の八溝山地、北部から西部にかけての那須連山・高原山・日光連山・帝釈山地・足尾山地の山岳地帯と、県中央部の那珂川・鬼怒川・渡良瀬川の沿岸平野部の3地域に大別される。

栃木県の自治体 市部: 宇都宮市 | 足利市 | 栃木市 | 佐野市 | 鹿沼市 | 日光市 | 小山市 | 真岡市 | 大田原市 | 矢板市 | 那須塩原市 | さくら市 | 那須烏山市 | 下野市
河内郡: 上三川町
上都賀郡: 西方町
芳賀郡: 二宮町 | 益子町 | 茂木町 | 市貝町 | 芳賀町
下都賀郡: 壬生町 | 野木町 | 大平町 | 藤岡町 | 岩舟町 | 都賀町
塩谷郡: 塩谷町 | 高根沢町
那須郡: 那須町 | 那珂川町

群馬

群馬県(ぐんまけん、英称 Gunma Prefecture)は、日本の都道府県の一つで、関東地方北部に位置する。県庁所在地は前橋市。

上代においては栃木県域とともに「毛野国」(毛の国)を形成し、これを上下に分かち「上毛野国(かみつけぬのくに)」とされ、のちに上野国となる。現在の県域はほぼ上野国と一致し、今でも異称として「上州(じょうしゅう)」「上毛(じょうもう、かみつけ)」を用いることがある。県名は、藤原京木簡では「車」の一字で表記されていたが、奈良時代の初めに全国の群や郷の名を二文字の好字で表記する事となり「車(くるま)」を「群馬」と書くようになったことに由来する。この地方が古くから馬に関係あったことはよく知られている。「空っ風」「雷」「カカア天下」が名物。海洋国家である日本において、内陸側に位置する数少ない県である。

関東の西北部に位置し、北は福島県と新潟県、西は長野県、南は埼玉県、東は栃木県に囲まれた内陸県である。
県域の東南部に関東平野が入り込んでいる他は山地が多く、著名な活火山である浅間山を始め、榛名山、赤城山など名山が多い。県内の諸川が集まって利根川となり、東流して太平洋に注ぐ。
しかし、野反湖と尾瀬の水は日本海へ注ぎ、関東地方で日本海側河川の集水域になっているのは群馬県だけである。

群馬県の自治体 市部: 前橋市 | 高崎市 | 桐生市 | 伊勢崎市 | 太田市 | 沼田市 | 館林市 | 渋川市 | 藤岡市 | 富岡市 | 安中市 | みどり市
勢多郡: 富士見村
北群馬郡: 榛東村 | 吉岡町
多野郡: 吉井町 | 上野村 | 神流町
甘楽郡: 下仁田町 | 南牧村 | 甘楽町
吾妻郡: 中之条町 | 長野原町 | 嬬恋村 | 草津町 | 六合村 | 高山村 | 東吾妻町
利根郡: 片品村 | 川場村 | 昭和村 | みなかみ町
佐波郡: 玉村町
邑楽郡: 板倉町 | 明和町 | 千代田町 | 大泉町 | 邑楽町

埼玉

埼玉県(さいたまけん、英称 Saitama Prefecture)は、関東地方の中央西側に位置する県である。推計総人口、県内総生産は共に全国第5位。また農業産出額は全国第6位であり、千葉県に次いで首都圏へ供給される農産物の一大生産地となっている。南東部は東京都のベッドタウンとしての性質を強く持つ一方、県北部は農地が多い。 県庁所在地はさいたま市。

埼玉県(現在の埼玉県の東半分)設置当時の県庁を南埼玉郡岩槻町(現:さいたま市岩槻区)に置いたため、その郡名から埼玉県と名付けられた。
但し、県庁として使える建物がなかったため、実際の県庁業務は北足立郡浦和宿(現:さいたま市浦和区)にある旧浦和県庁舎で行われた。その後、熊谷県が群馬県と旧入間県部分(現在の埼玉県の西半分)に分けられ、旧入間県部分が埼玉県に編入された際、県庁所在地は引き続き浦和宿のままとなったため、岩槻町が実質的な県庁として機能することはなかった。なお、勅令により正式に浦和町が県庁所在地となるのは、1890年(明治23年)9月25日 である。
(一部の資料に岩槻の地名に岩附と記されている文献有り。)
埼玉の名前の由来は諸説あるが、発祥の地は「北埼玉郡埼玉(さきたま)村」(現:行田市大字埼玉)である。
当時首都のあった大和国方面から見て、東山道武蔵国の国府が置かれていた多摩郡よりも前方にある事から、「先多摩」「前多摩」(さきたま)と呼ばれたとする説があるが、埼玉郡と多摩郡は地理的に隔絶している点で疑問視する向きもある。
ほかにも、埼玉古墳が由来とする説や、幸福をもたらす神の働きを意味する「幸魂」(さきみたま)から名づけられたとする説がある。魂は玉の意でもあり、県章である勾玉に関連する。
しかし、上記諸説はいずれも学術的には後付けであるとするのが一般的であり、根拠に足るだけの説は存在しない。
奈良時代の『万葉集』に「前玉」「佐吉多万」(さきたま)という記述がある。また、平安時代の『和名類聚抄』には「埼玉」「佐伊太末」(さいたま)という郡名があり、当時、既にさいたまと呼ばれている事が分かる。

埼玉県の自治体等 さいたま市: 西区 | 北区 | 大宮区 | 見沼区 | 中央区 | 桜区 | 浦和区 | 南区 | 緑区 | 岩槻区
その他市部: 川越市 | 熊谷市 | 川口市 | 行田市 | 秩父市 | 所沢市 | 飯能市 | 加須市 | 本庄市 | 東松山市 | 春日部市 | 狭山市 | 羽生市 | 鴻巣市 | 深谷市 | 上尾市 | 草加市 | 越谷市 | 蕨市 | 戸田市 | 入間市 | 鳩ヶ谷市 | 朝霞市 | 志木市 | 和光市 | 新座市 | 桶川市 | 久喜市 | 北本市 | 八潮市 | 富士見市 | 三郷市 | 蓮田市 | 坂戸市 | 幸手市 | 鶴ヶ島市 | 日高市 | 吉川市 | ふじみ野市
北足立郡: 伊奈町
入間郡: 三芳町 | 毛呂山町 | 越生町
比企郡: 滑川町 | 嵐山町 | 小川町 | 川島町 | 吉見町 | 鳩山町 | ときがわ町
秩父郡: 横瀬町 | 皆野町 | 長瀞町 | 小鹿野町 | 東秩父村
児玉郡: 美里町 | 神川町 | 上里町
大里郡: 寄居町
北埼玉郡: 騎西町 | 北川辺町 | 大利根町
南埼玉郡: 宮代町 | 白岡町 | 菖蒲町
北葛飾郡: 栗橋町 | 鷲宮町 | 杉戸町 | 松伏町

千葉

千葉県(ちばけん)は、関東地方の中央東側に位置する県である。
県庁所在地は千葉市。

令制国の下総国(江戸川以東)、上総国、安房国の一帯を含めた県で、房総(ぼうそう)という別名を持つ。

明治初期に、北部の印旛県と、南部の木更津県の合併、新治県の利根川以南の分割によって、現在の千葉県が成立した。

地理としては起伏の少ない県で、北部は関東平野の一部である。南部側は丘陵地帯だが、標高329mの鋸山をはじめ、おおむね低山であり、観光地にもなっている。ちなみに、全都道府県のうち、最高峰(点)が最も低い県であり、最高峰は標高408mの愛宕山で、全国で500m以上の標高の土地が存在しない唯一の県でもある(航空自衛隊の峯岡山分屯基地があるため、山頂へ行くことは不可能)。

千葉県の人口は増加傾向にあったが、近年その傾向は鈍化している。日本全体における少子高齢化傾向は千葉県でも同様であり、福祉の充実などが求められている。また、千葉県は隣接する埼玉県とともに交通事故が非常に多い県である。シートベルト着用率が向上し、徐々に死者数は減少しているものの、2005年の県内での交通事故死者数は305人と愛知県351人、埼玉県322人に次いでワースト3位であり、先の高齢者問題と合わせて千葉県の課題の一つとなっている。

太平洋・東京湾・利根川と江戸川に挟まれている。このため通称「千葉島」(ちばしま)と呼ばれる場合もある(海に囲まれた北海道や沖縄県を除けば、唯一県境に山がなく、陸路で入る場合には必ず川を渡ることになる)。歴史的に見ればこの例えは決して大げさではなく、縄文時代には現在の利根川流域一帯に「古鬼怒湾」があってかなり奥地にまで鹿島灘の水が浸入していたとされ、陸地化が進んだのは平安時代頃という説もある。今日の印旛沼や手賀沼、茨城県の霞ヶ浦・北浦などはその名残とされている。関東平野に房総半島が付属し、房総半島の東京湾側は内房(うちぼう)、太平洋側は外房(そとぼう)と呼ばれ、利根川河口には犬吠埼がある。東京湾沿いは埋立地が多い。太平洋沿いは九十九里浜が太平洋に面し、九十九里平野が広がる。山地は少なく、房総丘陵や常総台地がある程度である。浦賀水道を通じて対岸に三浦半島がある。
内房では近年埋め立てが進み、浦安市などでは面積が数倍に増えた。県の面積順位で愛知県を抜いたこともあったが、愛知県が中部国際空港を建設した際に面積が増えたため順位は元に戻った。

千葉県の自治体等 千葉市: 中央区 | 花見川区 | 稲毛区 | 若葉区 | 緑区 | 美浜区
その他市部: 銚子市 | 市川市 | 船橋市 | 館山市 | 木更津市 | 松戸市 | 野田市 | 茂原市 | 成田市 | 佐倉市 | 東金市 | 旭市 | 習志野市 | 柏市 | 勝浦市 | 市原市 | 流山市 | 八千代市 | 我孫子市 | 鴨川市 | 鎌ケ谷市 | 君津市 | 富津市 | 浦安市 | 四街道市 | 袖ケ浦市 | 八街市 | 印西市 | 白井市 | 富里市 | 南房総市 | 匝瑳市 | 香取市 | 山武市 | いすみ市
印旛郡: 酒々井町 | 印旛村 | 本埜村 | 栄町
香取郡: 神崎町 | 多古町 | 東庄町
山武郡: 大網白里町 | 九十九里町 | 芝山町 | 横芝光町
長生郡: 一宮町 | 睦沢町 | 長生村 | 白子町 | 長柄町 | 長南町
夷隅郡: 大多喜町 | 御宿町
安房郡: 鋸南町

東京

東京都(とうきょうと)は、都道府県の一つであり、日本の首都機能が置かれている東京特別区および多摩地方、伊豆諸島、小笠原諸島を管轄する地方公共団体である。小笠原諸島を管轄しているため、日本最南端及び最東端(異説あり)の都道府県でもある。また、沖縄県と共に太平洋戦争中地上戦が行われた自治体である。

大きく分けて、東京特別区(東京23区、特別区、区部。旧東京市)、多摩地方、伊豆・小笠原諸島(島嶼部)の三地域に分けられる。

第二次世界大戦中の1943年7月1日に、東京都制(昭和18年法律第89号)が施行され 、東京府と東京市を統合した形で、東京都が設置された。第二次大戦後の1947年に、地方自治法が施行された為に東京都制は廃止されたが、「東京都」の名称と行政区域は変更されず、現在に至っている。このため、東京都庁は、市役所(23区を包括する市)としての機能と、県庁として広域行政体としての機能を併せ持っている。

一般的に、「東京」と言うと、「東京市」の意味合いで区部(旧・東京市)を指す事が多い。しかし、「東京都」と言うと、「東京県」という意味合いで東京都全域(旧・東京府)を指す事が多い。

「都内」「東京都内」と言うと、多摩地方と島嶼部も含めて全域を指すが、区部(旧東京市)のみを「都内」と呼んで、多摩地方を都下と呼ぶ事がある。これは、県内と県下が同義である事を考えるとおかしな表現であるが、かつて「東京市内」「東京府下」とされた呼称が、都制施行時にそのまま「東京都内」「東京都下」に呼び変えられた事で起こった慣習的な表現だと言われている。 「都下」という呼び方は、「都下スポーツ大会」のように公的にも使われていたこともあるが、差別的あるいは見下したともみなせる表現のため現在では使われることが少ない。

「東京23区(特別区)」は、他の政令指定都市の「区」とは大きく形態が異なる。区長は公選制であり、近年には都からの権限委譲が進んでおりほとんど「市」と同様の自治体になっている。しかし、 住民が区から市への名称変更に抵抗があること、 残る権限委譲についてまとまってないことから未だに「区」との名称が残っている。

政府が首都たる東京の復興を最優先し、東京オリンピックによって戦後復興は終結し、東京は高度経済成長の中で新しい日本の政治・経済の中心として大発展を遂げる。高度経済成長期から、経済面で烈しい東京一極集中が進み、現在もこの傾向は加速する一方である。 1968年小笠原諸島及び火山列島が米国より返還され、小笠原支庁設立と東京都へ編入された。 1979年に鈴木俊一が都知事に就任すると、鈴木知事の意向も有ってか、東京都はバブル経済の涛に飲まれ、異常な地価高騰に見舞われた。1991年には、新宿に都庁新庁舎が完成し、東京の新たな象徴となった。その後はバブル崩壊が進み、1996年に予定された世界都市博覧会は、1995年に就任した青島幸男知事によって中止された。

東京都の自治体 特別区: 千代田区 | 中央区 | 港区 | 新宿区 | 文京区 | 台東区 | 墨田区 | 江東区 | 品川区 | 目黒区 | 大田区 | 世田谷区 | 渋谷区 | 中野区 | 杉並区 | 豊島区 | 北区 | 荒川区 | 板橋区 | 練馬区 | 足立区 | 葛飾区 | 江戸川区
その他市部: 八王子市 | 立川市 | 武蔵野市 | 三鷹市 | 青梅市 | 府中市 | 昭島市 | 調布市 | 町田市 | 小金井市 | 小平市 | 日野市 | 東村山市 | 国分寺市 | 国立市 | 福生市 | 狛江市 | 東大和市 | 清瀬市 | 東久留米市 | 武蔵村山市 | 多摩市 | 稲城市 | 羽村市 | あきる野市 | 西東京市
西多摩郡: 瑞穂町 | 日の出町 | 檜原村 | 奥多摩町
島嶼部: 大島町 | 利島村 | 新島村 | 神津島村 | 三宅村 | 御蔵島村 | 八丈町 | 青ヶ島村 | 小笠原村

神奈川

神奈川県(かながわけん)は、関東地方の南西端、東京都の南に位置する県。都道府県別人口は東京都に次いで全国第2位(2007年6月1日現在8,887,150人)、面積は全国43位 (2,415.84km²) の規模。県庁所在地は横浜市。

県東部の横浜市、川崎市は、都市化・工業化が進んでおり、東京湾に面した京浜工業地帯の一角を形成する。県西部は緑豊かな丹沢山地から箱根山、小田原市が続き、県中央部は相模川が相模原市、厚木市などの平野部を流れて平塚市から相模湾に注ぐ。県南東部は、平野部の藤沢市に並ぶ鎌倉市から三浦丘陵が始まり、戦前からの軍港都市・横須賀市がある三浦半島に続く。

県域は、古くは相模国の中心である相模湾沿岸部と相模川流域部が栄えた。川崎市と横浜市の大部分を占める武蔵国の領域は、古東海道(矢倉沢往還)沿いと東京湾沿岸を中心に小規模な農漁村が形成された。古代には平塚市付近に国府が置かれたと推定され、大磯町には高句麗(朝鮮半島北部から満州に至る古代国家)からの渡来人居住地が置かれた。平安時代から武士団の活動が活発化し、鎌倉時代には鎌倉に幕府が置かれた。戦国時代には北条氏(後北条氏)の拠点である小田原が隆盛を誇った。江戸時代には幕府の置かれた江戸への交通路として東海道が整備され、東京湾沿岸部の開発が進んだ。県域には幕府直轄の代官支配地と旗本・御家人の所領が多く配され、大名領は規模の小さい3藩(小田原の小田原藩、厚木の荻野山中藩、横浜・金沢の六浦藩)のみである。幕末には横浜港が開港され、明治時代に入ると東京湾沿岸部を中心として発展した。戦前・戦後を通じて、東京一極集中に伴うベッドタウン化などにより人口も増加したため、県内には過疎市町村がない(同様の例は他に大阪府のみ)。

神奈川県は関東平野の南西端に位置し、東西約78km、南北約60km となっている。県域はかつての相模国全域と武蔵国久良岐郡・橘樹郡・都筑郡(現在の川崎市および横浜市の一部)からなる。

神奈川県の自治体等 横浜市: 鶴見区 | 神奈川区 | 西区 | 中区 | 南区 | 保土ケ谷区 | 磯子区 | 金沢区 | 港北区 | 戸塚区 | 港南区 | 旭区 | 緑区 | 瀬谷区 | 栄区 | 泉区 | 青葉区 | 都筑区
川崎市: 川崎区 | 幸区 | 中原区 | 高津区 | 多摩区 | 宮前区 | 麻生区
その他市部: 横須賀市 | 平塚市 | 鎌倉市 | 藤沢市 | 小田原市 | 茅ヶ崎市 | 逗子市 | 相模原市 | 三浦市 | 秦野市 | 厚木市 | 大和市 | 伊勢原市 | 海老名市 | 座間市 | 南足柄市 | 綾瀬市
三浦郡: 葉山町
高座郡: 寒川町
中郡: 大磯町 | 二宮町
足柄上郡: 中井町 | 大井町 | 松田町 | 山北町 | 開成町
足柄下郡: 箱根町 | 真鶴町 | 湯河原町
愛甲郡: 愛川町 | 清川村

新潟

新潟県(にいがたけん)は、日本の本州日本海側に位置する県の1つ。県庁所在地は新潟市。

令制国では越後国と佐渡国の全域に相当する。古代には越国の領土で、五畿七道の北陸道のうち東半分を占めている。旧国名から越佐(えっさ)と表現することもある。

県章は「新」の字を崩した物を中央上に置いて、その周りを「ガタ」を丸く図案化したもので囲んだものである。また、県章とは別にシンボルマークも制定されている。参考

面積はかなり広く、北と西に折れ曲がっており、山や峠が多く立ち並ぶ。地理的要素の違いから、上越地方、中越地方、下越地方、佐渡地方の4地域に大きく分けられている。

2007年4月1日、新潟市が政令指定都市に指定されたため、本州日本海側初の政令指定都市がある都道府県となった。

1888年の統計[1] では約166万人を擁し、東京府・大阪府などを押さえて日本一人口の多い道府県であった(→都道府県の人口一覧、[2]参照)。この時期は、都市化が進んでおらず、日本人の9割近くが農業によって生活を成り立たせていたため、収穫高が大きい新潟県は人口涵養能力が高かった。現在は約241万人ながら14位となっている。

新潟県の自治体等 新潟市: 北区 | 東区 | 中央区 | 江南区 | 秋葉区 | 南区 | 西区 | 西蒲区
その他市部: 長岡市 | 三条市 | 柏崎市 | 新発田市 | 小千谷市 | 加茂市 | 十日町市 | 見附市 | 村上市 | 燕市 | 糸魚川市 | 妙高市 | 五泉市 | 上越市 | 阿賀野市 | 佐渡市 | 魚沼市 | 南魚沼市 | 胎内市
北蒲原郡: 聖籠町
西蒲原郡: 弥彦村
南蒲原郡: 田上町
東蒲原郡: 阿賀町
三島郡: 出雲崎町
北魚沼郡: 川口町
南魚沼郡: 湯沢町
中魚沼郡: 津南町
刈羽郡: 刈羽村
岩船郡: 関川村 | 荒川町 | 神林村 | 朝日村 | 山北町 | 粟島浦村

富山

富山県(とやまけん)は、日本海に面する日本の県の一つ。令制国の越中国に相当する。

北を日本海(富山湾)に、南を飛騨の山々に、東を親不知(飛騨山脈)に、西を倶利伽羅峠に挟まれた県である。

山間には、富山県から岐阜県に跨がる世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」や、山岳信仰で有名な立山連峰がある。

五箇山地方では楽器こきりこを使ったこきりこ節が生まれた。方言で「新鮮」を意味する「きときと」と呼ぶ魚介類に加えて、名水の産地として知名度が高い。魚津市では蜃気楼が見える。

松尾芭蕉は、富山県を「早稲の香や 分け入る右は 有磯海」と詠んでいる通り、古来より稲作が盛んな地方である。全体的に、石川県、岐阜県飛騨地方、新潟県頚城地方の、三方との交流が多い。

保守的な気風が強い。貯蓄率は高く、「越中の一つ残し」と言われるほどである。また家を基準とした家長制度を非常に重んじ、男性は庭付きの一戸建てをもってようやく一人前として扱われる。そのため持ち家率は常に日本で上位に位置する。

伝統的に富山平野の中央部にある呉羽丘陵を境に東を呉東(ごとう)、西を呉西(ごせい)と呼んでいた。現在では市町村界によって区切った県東部・県西部という名称も使われている。おおむね呉東・呉西に一致するが、富山市呉羽地区は呉西でありながら県東部に属する。また、富山市婦負地区(旧婦負郡)は、気象庁の地方区分では県西部(西部婦負)に属しているが、行政区分との統一を図るため2006年3月1日より同市他地区と同じ県東部(東部南)へ管轄変更となる。

さらに、県東部を富山地区・新川地区、県西部を高岡地区・砺波地区に細分することがある。

富山県の自治体 市部: 富山市 | 高岡市 | 魚津市 | 氷見市 | 滑川市 | 黒部市 | 砺波市 | 小矢部市 | 南砺市 | 射水市
中新川郡: 舟橋村 | 上市町 | 立山町
下新川郡: 入善町 | 朝日町

石川

石川県(いしかわけん)は、日本の北陸地方の県。県域は令制国の加賀国と能登国にまたがる。江戸時代には前田家の加賀藩百万石となり、日本三名園の一つである兼六園が造営され、加賀友禅など伝統工芸が発達した。県庁所在地は金沢市。

南東部の岐阜県境には白山があり、福井県境を含めた両白山地・加越山地を構成する。白山から富山県境には倶利伽羅峠、宝達山などが連なる。

河川は手取川、梯川、大聖寺川、犀川、浅野川などが流れている。 特に手取川は県内大半の上水道の水源となっており、県北部の能登半島までパイプによって給水されている。

能登半島には複雑で景観がよい海岸がある。県南部の海岸線は内灘砂丘など砂丘を構成している。砂丘の内側には河北潟などがある。

県内全域が豪雪地帯に指定されている。

石川県の自治体 市部: 金沢市 | 七尾市 | 小松市 | 輪島市 | 珠洲市 | 加賀市 | 羽咋市 | かほく市 | 白山市 | 能美市
能美郡: 川北町
石川郡: 野々市町
河北郡: 津幡町 | 内灘町
羽咋郡: 志賀町 | 宝達志水町
鹿島郡: 中能登町
鳳珠郡: 穴水町 | 能登町

福井

福井県(ふくいけん)は、若狭湾に面する、日本の県の一つである。

県庁所在地は福井市。

山中峠~木ノ芽峠~栃ノ木峠の稜線を境にして、北側の嶺北(越前地方)と、南側の嶺南(若狭地方)より構成される。

越前の緑豊かな山々と、若狭の清らかな水の流れに代表されるように、自然が美しい場所であり、それを代表する語に越山若水(えつざんじゃくすい)がある。

一般的には、北陸地方と近畿地方の、両方に分類される事が多い。しかし、中央省庁や企業のエリア区分では、北陸地方に入れられる場合、近畿地方に入れられる場合、中部地方に入れられる場合の3パターンが混在している。これらのエリア区分については「#福井県の分類」を参照。

2006年3月上旬以後は、嶺南が福井県から離脱して、道州制でも嶺南は近畿州に加入しようという動きが出始めている。

嶺北の山間部(奥越前地区)は全国屈指の豪雪地帯であり、年間の降水量は多い時に3000mm以上に達する。ただし、近年は暖冬傾向で、降水量は昔に比べ減少しつつある。

一方で、沿岸部では対馬暖流の影響により、冬でも比較的暖かく、雪よりも雨の日が多い。このために、「弁当忘れても傘忘れるな」という天気の格言が存在する。

福井県の自治体 市部: 福井市 | 敦賀市 | 小浜市 | 大野市 | 勝山市 | 鯖江市 | あわら市 | 越前市 | 坂井市
吉田郡: 永平寺町
今立郡: 池田町
南条郡: 南越前町
丹生郡: 越前町
三方郡: 美浜町
大飯郡: 高浜町 | おおい町
三方上中郡: 若狭町

山梨

山梨県(やまなしけん)は、本州の内陸側に位置する、日本の県の一つ。令制国の甲斐国に相当する。

南に富士山、西に赤石山脈(南アルプス)、北に八ヶ岳、東に奥秩父山地など、海抜2000mを超す山々に囲まれる。海洋国家といわれる日本において、内陸側に位置する数少ない県である。都道府県面積は全国32位だが、山梨県はその8割を山が占めるため「海なし・山あり」とも呼ばれる。「山があるのに山無し県(山梨県)、海が無いのに貝の国(甲斐の国)」という囃し文句も存在する。

箱根峠・相模湖より西の内陸側に位置しているため、明治以来用いられている、日本を八つの地方に分ける方法(北海道・東北地方・関東地方・中部地方・近畿地方・中国地方・四国地方・九州地方)では、中部地方(中央高地。俗に言う甲信地方)として区分されている。しかし、首都圏整備法施行令では首都圏と規定されている。また、国機関の管轄などでは関東地方と一緒に扱われることもある(同県の運輸関連の管轄は関東運輸局である)。これは三重県が地方区分では近畿地方に属するが、国機関の管轄などでは中部地方に属するのと同様である(三重・山梨・福井の3県はこの面で比較される場合もある)。

往来が比較的容易で、交通路も整備されている東京都(除島嶼)、神奈川県津久井地区、長野県中・南信地方、静岡県大井川以東の三方との交流が、古くから盛んである。又、埼玉県秩父地方との境には奥秩父山塊に隔てられているが、1998年の国道140号雁坂トンネル開通により、自動車やバスでの直接往来が可能となり、今後は交流の活性化が期待されている。なお、山梨県と静岡県を併称する場合は、山静(さんせい、やましず)や甲駿(こうすん)という。

郡名が県名になった県の一つであり、律令制下において中核地域であった山梨郡に由来する。山梨郡の名前の由来は「旧春日居町にある山梨岡神社の裏山に梨の有名な古木があり、そのためこの地域はいつしか山梨と呼ばれるようになった」という付会伝説が存在しているため、果物のヤマナシに由来していると思われがちである。しかし残簡風土記には「山無瀬」、737年(天平9年)の駿河国正税帳には「夜萬奈之」と記されており、語源としては「山平らす(やまならす)」、つまり甲府盆地の高低の少ない平坦な様子を表す言葉が次第に「やまなし」へ転化したとみるのが妥当である。そして713年(和銅6年)に「諸国の郡郷名は好字(よきじ)で著せ」とする和銅官命が出されたことにより、「梨園」などの言葉に見られる一種の優雅さを感じさせる「梨」という好字を当てて、「山梨」と呼ぶようになったといわれている(出典:山梨県道路公社『雁坂トンネルと秩父往還』1998年)。

県域は、西半部の甲府盆地を中心とする国中(くになか)と、東半部の桂川(相模川)と多摩川の上流域および富士山北麓からなる郡内とに大きく分けられ、両者は方言(東半部、特に大月や上野原はどちらかと言えば西関東方言に近い)や自然環境面でも文化的にも性格を異にする点が少なくない。

山梨県の自治体 市部: 甲府市 | 富士吉田市 | 都留市 | 山梨市 | 大月市 | 韮崎市 | 南アルプス市 | 北杜市 | 甲斐市 | 笛吹市 | 上野原市 | 甲州市 | 中央市
西八代郡: 市川三郷町
南巨摩郡: 増穂町 | 鰍沢町 | 早川町 | 身延町 | 南部町
中巨摩郡: 昭和町
南都留郡: 道志村 | 西桂町 | 忍野村 | 山中湖村 | 鳴沢村 | 富士河口湖町
北都留郡: 小菅村 | 丹波山村

長野

長野県(ながのけん)は、本州内陸側に位置する、日本の県の一つ。

面積は全国第4位。かつての信濃国にほぼ相当するので、「信州」(しんしゅう)と呼ばれることも多く、特に観光ガイドでは「信州」と呼ぶ。

県庁所在地は長野市で、善光寺の門前町として発展し、第18回冬季オリンピックの開催地となった都市である 。

本州の中部に位置し、周囲8県に隣接する東西約128km、南北約220km、面積13,560.55k㎡、東西に短く南北に長い地形である。面積は、北海道を除く46都府県のうち、岩手県、福島県に次ぐ面積を持つ。これは東京、神奈川、千葉、埼玉の面積の合計に近い。長野県は群馬県・埼玉県・山梨県・静岡県・愛知県・岐阜県・富山県・新潟県と接し、「日本で最も多くの都道府県と隣接する県」でもある。

県域の中央がフォッサマグナに位置するため、中央部を高地が占める山地型の地形ではなく、むしろ北西の県境の飛騨山脈、南東の県境の赤石山脈の標高が高く、間の幾つかの盆地(伊那谷、松本盆地、佐久盆地、長野盆地など)を中心とした地域が形成されている。大半は内陸側の地域であるが、北部(長野盆地、白馬岳麓)は完全な日本海側の地域である。分水嶺がその中央を走っているために、県内の南半分は太平洋側に近く、その最北端は群馬県よりも南である。

県内は、大きく分けて北信地方、東信地方、中信地方、南信地方の4地域に分けられる。19市25町37村の81市町村があり、最大人口は長野市の383,316人、最大面積は松本市の919.35km²、最大人口密度は岡谷市の640.76人/km²。

自然が豊富であり、地域医療への関心も高いことから平均寿命も長く、世界一の長寿国日本の都道府県で一番の長寿を誇る。

「日本の屋根」と呼ばれ、県境に標高2000m~3000m級の高山が連なり、内部にも山岳が重なりあう急峻で複雑な地形である。数多の水源を擁し、天竜川(諏訪湖を水源とし伊那谷を通る)、木曽川(中信)は南下して太平洋へ、千曲川(東信、北信)、犀川(中信)は長野市で合流して北上し、県境を越えて信濃川と名称を変えて日本海へ、姫川(北信)も日本海に流れている。長野県に流域をもつ一級河川としては、信濃川水系・天竜川水系・木曽川水系・姫川水系・矢作川水系・富士川水系・関川水系・利根川水系がある。

本州を縦断する糸魚川静岡構造線(糸静線)が県下を南北に走る。糸静線の東側は第三紀層が分布している。糸静線沿線の諏訪湖から中央構造線が南に走る。

気候は、日本海側気候を呈する北信を除いて、全般的に寒暖差の烈しい内陸性気候を呈している。ただし、位置による地域差が大きく、南信は山梨県や岐阜県東濃地方と同様に、内陸性気候であると同時に太平洋側気候の影響も受けている。降水量も地域差が大きく、県の東信から北信にかけては年間1000mm前後と少なめだが、中信から南信にかけては年間1500mmに達する。

内陸側なので、気象など自然地理学では、中央高地として区分される事が多い。しかし、機関や団体によっては、北陸地方や関東地方に編入される事もある。これらの長野県のエリア区分については「#長野県の分類」を参照すること。

長野県の自治体 市部: 長野市 | 松本市 | 上田市 | 岡谷市 | 飯田市 | 諏訪市 | 須坂市 | 小諸市 | 伊那市 | 駒ヶ根市 | 中野市 | 大町市 | 飯山市 | 茅野市 | 塩尻市 | 佐久市 | 千曲市 | 東御市 | 安曇野市
南佐久郡: 小海町 | 川上村 | 南牧村 | 南相木村 | 北相木村 | 佐久穂町
北佐久郡: 軽井沢町 | 御代田町 | 立科町
小県郡: 青木村 | 長和町
諏訪郡: 下諏訪町 | 富士見町 | 原村
上伊那郡: 辰野町 | 箕輪町 | 飯島町 | 南箕輪村 | 中川村 | 宮田村
下伊那郡: 松川町 | 高森町 | 阿南町 | 清内路村 | 阿智村 | 平谷村 | 根羽村 | 下條村 | 売木村 | 天龍村 | 泰阜村 | 喬木村 | 豊丘村 | 大鹿村
木曽郡: 木曽町 | 上松町 | 南木曽町 | 木祖村 | 王滝村 | 大桑村
東筑摩郡: 麻績村 | 生坂村 | 波田町 | 山形村 | 朝日村 | 筑北村
北安曇郡: 池田町 | 松川村 | 白馬村 | 小谷村
埴科郡: 坂城町
上高井郡: 小布施町 | 高山村
下高井郡: 山ノ内町 | 木島平村 | 野沢温泉村
上水内郡: 信州新町 | 信濃町 | 小川村 | 中条村 | 飯綱町
下水内郡: 栄村

岐阜

岐阜県(ぎふけん)は、日本の中部地方に位置し、海洋国家である日本において、数少ない内陸側に位置する県である。日本の中央部に位置する。

5年毎に実施される国勢調査の結果、日本の人口重心が決められるが、現在、岐阜県内を東(東京方面)に移動中である。2000年の国勢調査では、当時の武儀郡武儀町(現在は市町村合併で関市)内となった。

工業
各務原市の川崎重工業や三菱重工業、愛知県のトヨタ自動車の影響を受け、自動車や航空機と、それに関連した金属加工等の製造業が盛んである。
関市周辺では刀剣類の製造が盛んである。
土岐市、多治見市、瑞浪市の東濃西部で作られる陶磁器は美濃焼と呼ばれ、全国シェア50%以上で岐阜県は陶磁器生産日本一である。

岐阜県の自治体 市部: 岐阜市 | 大垣市 | 高山市 | 多治見市 | 関市 | 中津川市 | 美濃市 | 瑞浪市 | 羽島市 | 恵那市 | 美濃加茂市 | 土岐市 | 各務原市 | 可児市 | 山県市 | 瑞穂市 | 飛騨市 | 本巣市 | 郡上市 | 下呂市 | 海津市
羽島郡: 岐南町 | 笠松町
養老郡: 養老町
不破郡: 垂井町 | 関ヶ原町
安八郡: 神戸町 | 輪之内町 | 安八町
揖斐郡: 揖斐川町 | 大野町 | 池田町
本巣郡: 北方町
加茂郡: 坂祝町 | 富加町 | 川辺町 | 七宗町 | 八百津町 | 白川町 | 東白川村
可児郡: 御嵩町
大野郡: 白川村

静岡

静岡県(しずおかけん)は、太平洋に面する、日本の県の一つ。

令制国の伊豆国、駿河国、遠江国の3国に相当する。このため、東西に広大な県となっており、東西で住民の意識が違ってくる。

名目上の行政区分では、東日本、中部地方、東海地方、広域関東圏などに区分されている。また、名古屋圏や関東地方からも独立した地域として、「静岡(県)地方」とされるケースや、静岡県のみで東海地方とされるケースも存在する。

しかし、糸魚川静岡構造線を挟んで東側と西側に広い面積を占めているため、行政やその他諸々の区分では、これらとは違う区分に属することもある。

とりわけ、関東地方と中部地方の両方に扱われることがある。

安倍川が、糸魚川静岡構造線の南端に当たる。したがって、地質構造は、安倍川を境にして、東側と西側で全く異なっている。

気候は典型的な太平洋側気候で温暖。平野部では降雪も少ない。

北部には富士山や赤石山脈といった3,000メートル級の山々がそびえ、ここからいくつか河川が流れている。東部は火山が多く、西部には台地が見られる。

静岡県は、歴史的には鎌倉幕府の領土に属し、今川氏や徳川氏や後北条氏の支配圏に属した地域で、山梨県の武田氏の影響力も受けてきたため、県内各地ともに、鎌倉や東京や甲府との親和性が強い。しかし、東部(富士川以東)、中部(富士川と大井川の間)、西部(大井川以西)の3地域では、風土が大きく異なっている。

大井川以東に当たる東部と中部、すなわち令制国での伊豆国と駿河国は、富士山を基軸にした文化圏を形成しているため、神奈川県や東京都とのつながりが深く、逆に大井川以西とのつながりは浅い。

駿河湾に面する富士山南麓(ろく)は、富士山北麓に当たる山梨県とのつながりも深い。例えば、Jリーグの清水エスパルスvsヴァンフォーレ甲府の対戦カードは、「富士山ダービー」とも呼ばれている。また、山梨県・神奈川県相模川以西・静岡県大井川以東の3地域は、戦国時代には「甲相駿三国同盟」の一角であり、現在でも甲相駿3県の「山静神サミット」が開かれている。交通面でも、内陸側への連絡線は山梨県に通じており、国道16号圏内を迂回(うかい)せずに北関東に行くには、最短でも大井川以東の静岡県から山梨県へ北上するルートを通らねばならないなど、交通的に首都圏を補完している。

中でも東部は、歴史的に小田原・鎌倉・東京(江戸)の政権に直接統治されたために、神奈川県や東京都とのつながりが深く、富士川以西とのつながりが浅いために、「関東地方の一員」という意識が特に強い。1876年4月17日までは、伊豆半島は「足柄県」の一角であった。箱根峠近辺の沼津から小田原にまたがる地域は、「富士箱根伊豆国立公園」を形成しており、東京への遠距離通勤圏となっている。沼津周辺から東京に通勤する者は、「静岡都民」と呼ばれる事もある。

静岡県の自治体等 静岡市: 葵区 | 駿河区 | 清水区
浜松市: 中区 | 東区 | 西区 | 南区 | 北区 | 浜北区 | 天竜区
その他市部: 沼津市 | 熱海市 | 三島市 | 富士宮市 | 伊東市 | 島田市 | 富士市 | 磐田市 | 焼津市 | 掛川市 | 藤枝市 | 御殿場市 | 袋井市 | 下田市 | 裾野市 | 湖西市 | 伊豆市 | 御前崎市 | 菊川市 | 伊豆の国市 | 牧之原市
賀茂郡: 東伊豆町 | 河津町 | 南伊豆町 | 松崎町 | 西伊豆町
田方郡: 函南町
駿東郡: 清水町 | 長泉町 | 小山町
富士郡: 芝川町
庵原郡: 富士川町 | 由比町
志太郡: 岡部町 | 大井川町
榛原郡: 吉田町 | 川根町 | 川根本町
周智郡: 森町
浜名郡: 新居町

愛知

愛知県(あいちけん)は、太平洋に面する日本の県の一つ。 県庁所在地は中京とも呼ばれる名古屋市。

大きく分けて、尾張地方、西三河地方、東三河地方の3地域より構成される。面積比はほぼ1:1:1、人口比はほぼ7:2:1である。

特に尾張と西三河の2地域は、江戸幕府の開祖である徳川家康を初めとして、多くの戦国武将を出した地域としても有名である。特に西三河には、トヨタ自動車などの自動車産業が集積立地している。

郡名が県名にされた県の一つで、県庁所在地の名古屋市が属していた愛知郡から取った物である。

愛知県は、令制国では尾張国と三河国に当たる。愛知県は、支配者氏族と関係している地域である。源頼朝が生まれた地域(名古屋市熱田区)との説もあるし、室町幕府を開いた足利氏は西三河地方に細川氏・一色氏・吉良氏・今川氏など一族が多かった。戦国時代には、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康という3人の天下人を輩出し、中央政局に大きな影響を及ぼした。 江戸時代に入ると、街道一の商業地域に発展した尾張藩の居城名古屋城の存在は否定できない。他に領地は附家老の犬山城の成瀬氏、大垣新田藩が尾張国を治めた。 他に三河国では吉田藩、田原藩、岡崎藩、西大平藩、西尾藩、刈谷藩、挙母藩が治めた。 また、交代寄合旗本では菅沼氏の新城陣屋、竹谷松平氏の西郡陣屋、中島氏の大崎陣屋、松平氏発祥の地を治め松平氏が治めている。 尾張家重臣で諸侯クラスになったのは、渡辺氏の寺部陣屋(豊田市)、志水氏の大高陣屋(名古屋市)、横井氏の赤目城(愛西市)にて治めている。江戸時代の親藩、外様、譜代の出身地ではかなりのウエイトをしめている。これは後の廃藩置県と密接に結びついている。 明治以降、三河国内の旗本・寺社・幕府領を総括する三河裁判所が設置され、のち三河県とされ、さらに伊那県に編入され、伊那県足助庁が所轄した。その後、廃藩置県に伴い、三河に10県、尾張に2県が設置され、三河10県および伊那県足助庁および尾張国知多郡を統合して、額田県を設置。犬山県と名古屋県を併合して愛知県ができた。そして、額田県を愛知県に編入して、ほぼ現在の県域が確定する。

愛知県の自治体等 名古屋市: 千種区 | 東区 | 北区 | 西区 | 中村区 | 中区 | 昭和区 | 瑞穂区 | 熱田区 | 中川区 | 港区 | 南区 | 守山区 | 緑区 | 名東区 | 天白区
その他市部: 豊橋市 | 岡崎市 | 一宮市 | 瀬戸市 | 半田市 | 春日井市 | 豊川市 | 津島市 | 碧南市 | 刈谷市 | 豊田市 | 安城市 | 西尾市 | 蒲郡市 | 犬山市 | 常滑市 | 江南市 | 小牧市 | 稲沢市 | 新城市 | 東海市 | 大府市 | 知多市 | 知立市 | 尾張旭市 | 高浜市 | 岩倉市 | 豊明市 | 日進市 | 田原市 | 愛西市 | 清須市 | 北名古屋市 | 弥富市
愛知郡: 東郷町 | 長久手町
西春日井郡: 豊山町 | 春日町
丹羽郡: 大口町 | 扶桑町
海部郡: 七宝町 | 美和町 | 甚目寺町 | 大治町 | 蟹江町 | 飛島村
知多郡: 阿久比町 | 東浦町 | 南知多町 | 美浜町 | 武豊町
幡豆郡: 一色町 | 吉良町 | 幡豆町
額田郡: 幸田町
西加茂郡: 三好町
北設楽郡: 設楽町 | 東栄町 | 豊根村
宝飯郡: 音羽町 | 小坂井町 | 御津町

三重

三重県(みえけん)は、紀伊半島東部に位置する、日本の県である。

江戸時代より、お伊勢参り(お蔭参り)の名で知られる伊勢神宮を擁する地域として発展した。令制国では、伊勢国、志摩国、伊賀国の全域と、紀伊国の一部より構成される。

教科書の地理区分を含み、官庁によって近畿地方に、同様にテレビ局の区割りを含め、官庁によって中部地方(東海地方)に入れられる事がある。全体的に、北の名古屋市や西の大阪市と、両方の人や物の移動が多い。経済面では、四日市市より北の地域では名古屋市の、津市以南の地域では大阪市との関係が強い傾向にある。

三重県は南北の長さは約180km、東西の幅は10~80kmと、非常に細長い形をしているため、地形も、伊勢平野をはじめとする平野部から、山脈、青山高原などの高地、盆地、低地など様々な地形を有する。

工業
四日市市の石油コンビナート - かつて四大公害のひとつである四日市ぜんそくが問題化したこともあった。
ホンダ鈴鹿製作所(鈴鹿市)、トヨタ車体(いなべ市)を中心に、現在は輸送用機器の製造品出荷額が最も多い。
2000年以降、東芝(四日市市)、富士通(桑名市)の半導体工場、シャープの液晶工場(亀山市、多気町)に近年大規模投資が行われ、電子デバイス関連の製造品出荷額が急伸している。三重県も三重クリスタルバレー構想・三重シリコンバレー構想を掲げ、行政面から工場誘致を進めている。
名古屋市と大阪市の中間に位置し、名阪国道が貫通している伊賀地方北部には、企業の生産拠点・物流拠点としての工場と工業団地が点在している。

三重県の自治体 市部: 津市 | 四日市市 | 伊勢市 | 松阪市 | 桑名市 | 鈴鹿市 | 名張市 | 尾鷲市 | 亀山市 | 鳥羽市 | 熊野市 | いなべ市 | 志摩市 | 伊賀市
桑名郡: 木曽岬町
員弁郡: 東員町
三重郡: 菰野町 | 朝日町 | 川越町
多気郡: 多気町 | 明和町 | 大台町
度会郡: 玉城町 | 度会町 | 大紀町 | 南伊勢町
北牟婁郡: 紀北町
南牟婁郡: 御浜町 | 紀宝町

滋賀

滋賀県(しがけん、英称 Shiga Prefecture )は、日本の県の一つで、近畿地方の北東部に位置する。県庁所在地は大津市。

海洋国家である日本において、内陸側に位置する数少ない県である。面積は全国で10番目に狭く、内陸県では埼玉県に次いで狭い。領域は令制国の近江国と一致する。

面積の大半を琵琶湖と山間部が占めるせいか、ほとんどの国道が片側1車線しか整備されておらず、県内全域至る所で渋滞している。特に、大津市と京都市の境は、交通集中のため慢性的に渋滞する。

滋賀県は、沖縄県と並んで高い人口増加率を誇る県であり、全国でも数少ない推計人口が現在より増加する県とされている。その要因としては、宅地開発などによりここ数年他府県からの者が転出者より増えている事、また大阪や京都などのベッドタウンとして人口が増加している事があげられる。

中央よりやや北に位置する琵琶湖を中心に、西部の比良山地、北部の野坂山地、東部の伊吹山地、鈴鹿山脈等に囲まれ、琵琶湖南岸には近江盆地、水口丘陵が広がる。琵琶湖には安曇川、愛知川、野洲川等の河川が注ぐ。

県内は、県庁によって以下の7つの地域に区分されている。

県下には以下の13市5郡13町がある(括弧内は合併前の旧市町村)。町の読み方はすべて「ちょう」。県の人口は1,386,061人(2006年7月1日現在の推計)。

滋賀県の自治体 市部: 大津市 | 彦根市 | 長浜市 | 近江八幡市 | 草津市 | 守山市 | 栗東市 | 甲賀市 | 野洲市 | 湖南市 | 高島市 | 東近江市 | 米原市
蒲生郡: 安土町 | 日野町 | 竜王町
愛知郡: 愛荘町
犬上郡: 豊郷町 | 甲良町 | 多賀町
東浅井郡: 虎姫町 | 湖北町 |
伊香郡: 高月町 | 木之本町 | 余呉町 | 西浅井町

京都

京都府(きょうとふ、英称 Kyoto Prefecture)は、日本の都道府県の一つで、近畿地方に属する。794年の平安京遷都以来、天皇の御所が在るため、真の首都であるという意見もある。令制国では、山城国の全域、丹波国の大半、丹後国の全域に当たる。

南北に長い京都府では従来、京都市を除く12の地域に地方振興局を設置し、地域にあった振興策を策定していたが、社会情勢の大きな変化により、2004年(平成16年)5月に地域の中核都市(宇治・亀岡・舞鶴・京丹後)に地方振興局を集約、4の広域振興局体制に再編した。また今までの権限を強化するとともに、特定非営利活動法人(NPO法人)の認証や大規模小売店舗の届出確認など府から新たな権限を委譲するなど機能強化が図られている。

南北問題
府庁所在地である京都市への人口集中率が約55%と、東京都(旧東京府)以外の道府県では第一位である(※東京都を含めた場合は、東京都特別区(旧東京市)が第一位で、2/3に当たる)。

京都府は南北に細長く、内陸側に位置し、「山の背」とも表記された南部(旧山城国)と、日本海に面し、丹国(にのくに)と呼ばれた北部(旧丹波国、旧丹後国)との格差が大きく、南部と北部では異なる地域を形成している。

南部(旧山城国。中心地:京都市)は畿内に当たり、大津市や旧摂津国(阪神)や奈良県北部との交流が深い。一方で、北部(福知山市、舞鶴市、宮津市など)は北近畿とも呼ばれ、旧但馬国(現在の兵庫県北部)や旧若狭国(現在の福井県嶺南地方)との交流が深く、京都市との交流は旧但馬国や嶺南(旧若狭国)に比べると浅い。

第二次世界大戦後の経済成長において、畿内の一角に当たる旧山城国はいち早く発展したのに対して、北陸地方と山陰地方を結ぶ北部は、日本海側の要衝であるにも拘らず軽視される傾向にあった。近年では、旧丹波国にも工業団地が造成され、畿内(大阪市)から丹後(舞鶴市)を経て北陸(敦賀市)を結ぶ舞鶴若狭自動車道が建設されるなど、南北格差の是正が図られている。

京都府の自治体等 京都市: 北区 | 上京区 | 左京区 | 中京区 | 東山区 | 下京区 | 南区 | 右京区 | 伏見区 | 山科区 | 西京区
その他市部: 福知山市 | 舞鶴市 | 綾部市 | 宇治市 | 宮津市 | 亀岡市 | 城陽市 | 向日市 | 長岡京市 | 八幡市 | 京田辺市 | 京丹後市 | 南丹市 | 木津川市
乙訓郡: 大山崎町
久世郡: 久御山町
綴喜郡: 井手町 | 宇治田原町
相楽郡: 笠置町 | 和束町 | 精華町 | 南山城村
船井郡: 京丹波町
与謝郡: 伊根町 | 与謝野町

大阪

大阪府(おおさかふ、英称 Osaka Prefecture)は、近畿地方に属する日本の都道府県の一つ。西日本の政治・経済・文化・交通の中心である。

古代は「難波(なにわ)」、中世には小坂、「大坂」と変遷し、明治に至って「大阪」と改められる。「坂」は台地の坂に付けられた名前に由来すると言われている。

大阪府は近畿地方の中部に位置し、京都府・奈良県・兵庫県・和歌山県と接する。古くから上方へ通じる水上交通の要地である。南西部は大阪湾。 かつて全国で最も狭い都道府県であったが、1994年の埋め立て工事(関西国際空港)により、香川県を抜いて46位となった。

現在、深刻な財政難に陥っており借金は約5兆円に達し、金額では東京都の約17兆円、北海道の約5兆2,000億円に次いで3番目で、平成18年度の実質公債費比率は15.6%と全国で14番目である、総務省 平成18年度 実質公債費比率の算定結果(速報)PDF、同HTML。その為、このままの進度が維持されると2007年(平成19年)には財政再建団体(民間会社でいう「倒産」)に指定されるところであったが、行財政改革の進展により2007年度の財政再建団体転落は回避された。今後も改革を進め、2010年に単年度黒字達成を目指している。

将来構想としては、経団連等の掲げる「道州制」、大阪市の唱える「大阪特別市」に対し、「大阪都」を唱え、二重行政の解消等による効率化をバネとした「発展する大阪」を目指している。尚、高度成長期、万博に合わせて集中的に都市基盤整備を行った為、都市の再生・更新が課題となっている(これは全国のどの都市にも言えることである)。

大阪府の自治体等 大阪市: 都島区 | 福島区 | 此花区 | 西区 | 港区 | 大正区 | 天王寺区 | 浪速区 | 西淀川区 | 東淀川区 | 東成区 | 生野区 | 旭区 | 城東区 | 阿倍野区 | 住吉区 | 東住吉区 | 西成区 | 淀川区 | 鶴見区 | 住之江区 | 平野区 | 北区 | 中央区
堺市: 堺区 | 中区 | 東区 | 西区 | 南区 | 北区 | 美原区
その他市部: 豊中市 | 岸和田市 | 池田市 | 吹田市 | 泉大津市 | 高槻市 | 貝塚市 | 守口市 | 枚方市 | 茨木市 | 八尾市 | 泉佐野市 | 富田林市 | 寝屋川市 | 河内長野市 | 松原市 | 大東市 | 和泉市 | 箕面市 | 柏原市 | 羽曳野市 | 門真市 | 摂津市 | 高石市 | 藤井寺市 | 東大阪市 | 泉南市 | 四條畷市 | 交野市 | 大阪狭山市 | 阪南市
三島郡: 島本町
豊能郡: 豊能町 | 能勢町
泉北郡: 忠岡町
泉南郡: 熊取町 | 田尻町 | 岬町
南河内郡: 太子町 | 河南町 | 千早赤阪村

兵庫

兵庫県(ひょうごけん、英称 Hyogo Prefecture)は、日本の都道府県の一つ。本州の中西部に位置し、近畿地方に属している。県庁所在地は神戸市。

本州の両端である青森県や山口県を除くと本州で唯一、北は日本海、南は瀬戸内海に面している。南北に長い県域を持ち、そのほぼ中央を日本標準時子午線(東経135度)が南北に通過している。また、中部の東西に横たわる中国山地があり、交通の難所ともなっている。気候は、南部の温暖な瀬戸内海式気候から中部から北部にかけての豪雪地帯を含む亜寒帯湿潤気候(日本海側気候)まで多彩である。広大な面積を有する為に歴史遺産や自然遺産にも恵まれている。

南部の瀬戸内海沿岸部は、大きい産業都市を抱えて産業活動指数が全国平均である。阪神工業地帯や播磨臨海工業地帯といった日本有数の重化学工業の集積地となっていて近畿圏では随一の工場立地数となっている。しかし、中部から北部にかけては農林水産業が主な産業であり、過疎地も抱える事情から日本の縮図と言われることがある。また、南東部の阪神間は、大阪都市圏のベッドタウンとしての性質が強く神戸市と阪神地方で全人口の約6割を占める。なお、兵庫県の人口密度は国内8位と高い。

令制国制度下では、摂津国および、丹波国の西半分、播磨国、但馬国、淡路国にあたる地域であるが、僅かながら美作国、備前国の区域も存在して七つの令制国の区域をも含む。これは、明治維新後に令制国が割り当てられた北海道の十一ヶ国に次ぐ。

江戸時代に置かれた藩は摂津国に尼崎藩・三田藩、丹波国に篠山藩・柏原藩、但馬国に出石藩・豊岡藩があり、播磨国に姫路藩・林田藩・明石藩・龍野藩・赤穂藩・三日月藩・小野藩・三草藩・安志藩・山崎藩が、淡路国に阿波藩(阿波徳島藩)の洲本城代の稲田家、旗本(交代寄合)の山名家の村岡陣屋、交代寄合の池田家の福本陣屋が存在した。

方言も、地域によって関西弁系列の大阪弁の流れを汲み、阪神地域で使われる北摂弁(摂津弁)・神戸近辺を中心として使われる神戸弁・播磨地域を中心として使われる播州弁・淡路島で使われる淡路弁、同じ関西弁系列でも京都弁(京言葉)の流れを汲む丹波弁、中国方言の影響を受けた但馬弁と多彩で風俗・習慣の違いも見せる。この県内風土の多様性により兵庫県民としての連帯感はそれほど強くなく、神戸市、姫路市、豊岡市、隣接する大阪市など、エリアの中核となる都市圏に帰属意識を持つ。そのため、自らを「兵庫県民」と称することが少ない。

兵庫県の名は、現在の神戸市兵庫区に役所が置かれたことにある。ここにある兵庫港(現在は神戸港の一部)が古くから国際貿易港として開港していたためである。また、一説には安政の五か国条約によって兵庫港開港を約束しながら実際の開港地が神戸に変更されたために、諸外国から条約違反とする非難を避けるために「神戸」ではなく「兵庫」を県名に用いて神戸をその管轄区域に含めてお茶を濁したとする説がある。

「兵庫」の由来は、天智天皇の治世に兵の武器の倉庫の意味である「つわものぐら(兵庫)」があったことからも由来する。

兵庫県の自治体等 神戸市: 東灘区 | 灘区 | 兵庫区 | 長田区 | 須磨区 | 垂水区 | 北区 | 中央区 | 西区
その他市部: 姫路市 | 尼崎市 | 明石市 | 西宮市 | 洲本市 | 芦屋市 | 伊丹市 | 相生市 | 豊岡市 | 加古川市 | 赤穂市 | 西脇市 | 宝塚市 | 三木市 | 高砂市 | 川西市 | 小野市 | 三田市 | 加西市 | 篠山市 | 養父市 | 丹波市 | 南あわじ市 | 朝来市 | 淡路市 | 宍粟市 | たつの市 | 加東市
川辺郡: 猪名川町
多可郡: 多可町
加古郡: 稲美町 | 播磨町
神崎郡: 市川町 | 福崎町 | 神河町
揖保郡: 太子町
赤穂郡: 上郡町
佐用郡: 佐用町
美方郡: 香美町 | 新温泉町

奈良

奈良県(ならけん、英称 Nara Prefecture)は、日本の都道府県の一つで、本州の中西部に位置する県。近畿地方の一角。令制国の大和国の領域を占める。県庁所在地は奈良市。

現在、2010年の平城遷都1300年記念事業に向け、県内外でその準備に取り組んでいる。 また、やまと21世紀ビジョンを作成し「世界に光る奈良県づくり」「関西のオアシス」を目指している。古代より多くの都城が置かれ、「日本の故郷」とされる。

紀伊半島中央の内陸に位置し、北西部に奈良盆地、北東部に大和高原、それ以外は大台ケ原や近畿地方最高峰の八剣山(八経ヶ岳)といった山地が広がる。

面積は全国40位だが、隣接する大阪府(同46位)の2倍に匹敵する面積を有する。

県内の地区を北和、中和、西和、宇陀、南和などと区分されることもあるが、それぞれの境界線は曖昧であり、近年は単に北部、中部、南部と表記されることも多い。

日本の中でも温暖な地域に属し、奈良盆地(奈良市・橿原市などの地域)では降雪の観測日数は多くない。一方、五條地域・吉野地域・宇陀地域などは降雪・積雪に見舞われることがあり、天川村にはスキー場も存在する。これらの地域では積雪が交通に影響を与えており、奈良県の道路政策には「雪害対策」の文言が含まれている。

気象は一般的に内陸性気候に属する北部(基準地は奈良市)と太平洋側気候に属する南部(基準地は十津川村風屋)に大別される。天気予報では北部と南部に分けて発表される。

さらに北部を北西部(基準地は奈良市で狭義の奈良盆地の地域)、北東部(基準地は宇陀市で、おもに宇陀地域)、五條・吉野北西部(基準地は五條市で五條・西吉野地域と吉野郡のうち近鉄吉野線の地域・ただし旧大塔村の地域を除く)と3分割している。

南部は南東部(基準地は吉野郡上北山で、宇陀市・宇陀郡のうち、御杖・曽爾地域と吉野郡の国道169号沿いの地域)と南西部(基準地は十津川村風屋・五條市のうち旧・大塔村の地域・十津川村・野迫川村)と2分割している。

北西部(基準地は奈良市で狭義の奈良盆地の地域)以外は典型的な山岳気象で、同じ地域にありながら、A地点とB地点で大きく気象が異なるのもしばしばであり5分割では不十分とする意見もある。

奈良の夏の暑さは日本有数と言われている。典型的な盆地気候で夏場はかなり蒸し暑い。2005年7、8月における最高気温では十津川村風屋の37.3℃、上北山の37.0℃、五條の36.7℃、奈良の36.2℃となる。また最高気温25℃以上の夏日は奈良と五條がほぼ全日の60日間で両トップである。

冬の寒さはどの地域でも厳しい。特に北部山岳部の冷え込みは3月まで続くことが多く、年間を通じての最低気温が宇陀市大宇陀区が3月で-6.2℃、針が-6.1℃となっており、これらの宇陀地域は遅霜などの影響を受けやすい。このほか前述の通り積雪による影響を受ける地域もあり、奈良県の気象と一概に言えないのが現状である。

奈良県の自治体 市部: 奈良市 | 大和高田市 | 大和郡山市 | 天理市 | 橿原市 | 桜井市 | 五條市 | 御所市 | 生駒市 | 香芝市 | 葛城市 | 宇陀市
山辺郡: 山添村
生駒郡: 平群町 | 三郷町 | 斑鳩町 | 安堵町
磯城郡: 川西町 | 三宅町 | 田原本町
宇陀郡: 曽爾村 | 御杖村
高市郡: 高取町 | 明日香村
北葛城郡: 上牧町 | 王寺町 | 広陵町 | 河合町
吉野郡: 吉野町 | 大淀町 | 下市町 | 黒滝村 | 天川村 | 野迫川村 | 十津川村 | 下北山村 | 上北山村 | 川上村 | 東吉野村

和歌山

和歌山県(わかやまけん、英称 Wakayama Prefecture)は、近畿地方の県。日本最大の半島である紀伊半島の西側に位置する。旧国名は紀伊半島の由来ともなった紀伊国(一部は三重県となっている)。江戸時代は徳川御三家紀州徳川氏の領地(紀州藩)であった。附家老として田辺に安藤家、新宮に水野家を置いた。

碧の海と深山、高野山や熊野三山など、自然と歴史文化に恵まれた地域である。近畿地方に位置しており、和歌山市を中心とする県北部の沿岸部には製鉄所や石油製油所などの重化学工業が盛んであるが、和歌山県の立地問題から大阪府や兵庫県の様な工業発展と比べると見劣りする。県中南部は温暖な気候に恵まれて農林水産業も盛んで、有田みかんや南高梅などの農業生産品をはじめ数多くの名産品・特産品がある

日本、近畿地方
隣接都道府県: 大阪府 - 奈良県 - 三重県 - 兵庫県 - 徳島県
JR西日本の紀勢本線(きのくに線)が海岸沿いを走り、和歌山線が北部を東西に走る。
東牟婁郡北山村の全域と新宮市(旧東牟婁郡熊野川町)の大字玉置口・嶋津が飛地で三重県と奈良県にはさまれた場所にある。
本州の最南端に位置し、太平洋から瀬戸内海へと続く海に面する。紀ノ川沿いの中規模な平野を除き、そのほとんどが山であり、道路、鉄道は海岸線に沿って走る部分が多い。
中部南部は奈良県、三重県へと繋がる山塊にあり、内陸に向けて標高は高くなる。
大きい河川は紀ノ川が平野を流れる以外、有田川、日高川、富田川、日置川、古座川、熊野川のいずれもが山間を非常に蛇行して流れ、険しいV字谷を形成する。地形は南の方がより急峻になっている。

温暖で多雨の気候、特に南部東側は年間雨量が4000mmにも達する多雨地帯である。よく発達した照葉樹林に覆われ、崖地ですら森林が発達する。しかし、その多くは伐採されて人工林になっている。それでも人家周辺の二次林的なシイ林なども含めれば、自然林が残っている地域と言えよう。

海には特に南部では黒潮の影響が強く、串本付近ではサンゴ礁とは言えないまでも、それに近い状況の地域がある。

和歌山県の自治体 市部: 和歌山市 | 海南市 | 橋本市 | 有田市 | 御坊市 | 田辺市 | 新宮市 | 紀の川市| 岩出市
海草郡: 紀美野町
伊都郡: かつらぎ町 | 九度山町 | 高野町
有田郡: 湯浅町 | 広川町 | 有田川町
日高郡: 美浜町 | 日高町 | 由良町 | みなべ町 | 印南町 | 日高川町
西牟婁郡: 白浜町 | 上富田町 | すさみ町
東牟婁郡: 串本町 | 那智勝浦町 | 太地町 | 古座川町 | 北山村

鳥取

鳥取県(とっとりけん)は日本の山陰地方東部、あるいは中国地方東北部に位置する、日本海と中国山地の美しい自然に恵まれた県である。

日本の都道府県では人口が一番少なく、市の数も4と最も少ない。

県庁所在地は鳥取市。

県内は、米子市と境港市を中心とする西部、倉吉市を中心とする中部・鳥取市を中心とする東部の3つの地域に分けられ、4市・5郡・14町・1村がある。鳥取県では、町のほとんどを「ちょう」、村はすべて「そん」と読む。なお、西部、中部の2つの地域を総称して中西部とすることもある。また、大山町のうち、旧中山町の区域については、中部として扱われることもある。以下、人口は2006年8月1日現在の推計人口。

「鳥取」の語は『古事記』『日本書紀』の垂仁天皇に「鳥取造(ととりのみやつこ)」、「鳥取部(ととりべ)」がみえる。

『日本書紀』垂仁天皇二十三年九月から十一月の条にかけて「鳥取」の起源説話がみえる。誉津別王子(ほむつわけのみこ)が成人しても言葉が喋れないことを天皇が憂いていた時、大空を白鳥が飛んでいるのを見つけ「是何物ぞ」と発した。天皇、喜びて、その鳥の捕獲を命じた。天湯河板挙(あまのゆかわたな)が鳥を追いつづけ各地を巡り、ついに出雲の地で捕獲に成功した。この功績から「鳥取造」の称号(姓:かばね)を拝命した。『記』にも同類の説話が見えるが、結末が違っている。

鳥取県の自治体 市部: 鳥取市 | 米子市 | 倉吉市 | 境港市
岩美郡: 岩美町
八頭郡: 若桜町 | 智頭町 | 八頭町
東伯郡: 三朝町 | 湯梨浜町 | 琴浦町 | 北栄町
西伯郡: 日吉津村 | 大山町 | 南部町 | 伯耆町
日野郡: 日南町 | 日野町 | 江府町

島根

島根県(しまねけん、英称 Shimane Prefecture)は中国地方の日本海側である山陰地方の西部をなす県。県庁所在地は松江市。隠岐島と竹島も含まれる。旧国名は出雲と石見、隠岐である。

島根県東部の出雲国は神話で非常に有名な地域である。この地域を本拠としていた大国主命は広大な領域を治めたという。こうした神話は今では信憑性が疑われるところだが、彼を祀った出雲大社もあり、この地に巨大な支配者が居たのは確かと思われる。
鎌倉期に隠岐は後鳥羽上皇・後醍醐天皇の二人の流罪地となった。一人は当地で死に、一人は帰国したが、これが京文化の伝播につながり、明治維新期の隠岐騒動に結びついたとも言われる。
室町期は京極佐々木氏がこの地の守護大名となった。この京極氏を追放し、守護代尼子経久が戦国大名として出雲を支配。中国地方一帯に覇を唱えた。石見国は当国内に存在する石見銀山をめぐって争奪戦が展開された。

山陰中央新報
島根日日新聞
日本海新聞(鳥取県)、中国新聞(広島県)、産経新聞(非売の西部地区除く)も一部地域で販売されている
朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞は東部(出雲、隠岐)では大阪府の大阪本社、西部(石見)では福岡県の西部本社で発行されたものが販売されている。そのため同一県内でありながら、同じ新聞でも記事の内容に違いがある(旅行代理店の広告の場合、東部では関西国際空港や新大阪駅の出発が多いに対し、西部では福岡空港や博多駅の出発となっている。)。

島根県の自治体 市部: 松江市 | 浜田市 | 出雲市 | 益田市 | 大田市 | 安来市 | 江津市 | 雲南市
八束郡: 東出雲町
仁多郡: 奥出雲町
飯石郡: 飯南町
簸川郡: 斐川町
邑智郡: 川本町 | 美郷町 | 邑南町
鹿足郡: 津和野町 | 吉賀町
隠岐郡: 海士町 | 西ノ島町 | 知夫村 | 隠岐の島町

岡山

岡山県(おかやまけん)は日本の本州の西端の中国地方に位置する、瀬戸内海に面した県。瀬戸内海には大小合わせて約90個の島を有す。広島県東部に位置する備後地方や香川県島嶼部などと合わせ、古くは「吉備国」と呼ばれた。

1989年からは、降水量1mm未満の日数が全国第1位である事から『晴れの国』を県の標語としている。

倉敷市の鷲羽山遺跡などから、旧石器時代から人々が居住していたことが窺える。

岡山市の彦崎貝塚で、縄文時代前期の地層からイネのプラント・オパールが大量に出土した(2005年2月)。朝寝鼻遺跡でも同様の発見があり、縄文時代前期から畑作によるイネの栽培が始まっていた可能性が高まった。

古代は吉備国といわれ、畿内地域や北九州地域、出雲地域、毛野地域等と共に、日本列島の中心地の一つとして栄えていた地域である。吉備国は畿内勢力と同盟関係を築いて日本列島の統一期(四世紀中葉)に影響を与えた。その支配地域は現在の岡山県・広島県中東部・香川県島嶼部・兵庫県播磨地方に及び、さらには四国や芸予諸島にも至っていたとも言われている。

奈良時代に権勢を振るった吉備真備は吉備国出身で、下道氏の一族である。また、道鏡の天皇位簒奪を阻んだ和気清麻呂も吉備国出身である。その後、吉備は備前国、備中国、備後国、さらには備前から美作国に分国される。

平安時代には平氏の勢力圏であった。

岡山県の自治体 市部: 岡山市 | 倉敷市 | 津山市 | 玉野市 | 笠岡市 | 井原市 | 総社市 | 高梁市 | 新見市 | 備前市 | 瀬戸内市 | 赤磐市 | 真庭市 | 美作市 | 浅口市
和気郡: 和気町
都窪郡: 早島町
浅口郡: 里庄町
小田郡: 矢掛町
真庭郡: 新庄村
苫田郡: 鏡野町
勝田郡: 勝央町 | 奈義町
英田郡: 西粟倉村
久米郡: 久米南町 | 美咲町
加賀郡: 吉備中央町

広島

広島県(ひろしまけん)は日本の本州の西端の中国地方に位置し、瀬戸内海に面した県。瀬戸内海には大小合わせて約140個の島を有す。全国47都道府県の中で12番目に人口が多く、県庁所在地の広島市は、中四国地方最大の都市であると共に、中四国唯一の政令指定都市でもある。県内西部には、2ヶ所もの世界文化遺産があり、外国からの観光客も多い。

広島都市圏と備後都市圏を中心とする工業(自動車産業)・商業を中心に、海、山の豊富な自然にも恵まれ、農業・漁業も盛んである。このため日本の縮図と呼ばれる。

旧国制に倣い、大まかに県西部を「安芸」、県東部を「備後」と呼び、現在でも方言・文化的に大きな違いを見せる(方言については広島弁・備後弁を参照のこと)。

近年の広島県の施策では、有する都市機能と生活圏などから、広島圏域(県西部)、備後圏域(県東部)、備北圏域(県北東部)の3つにわける場合も多い。

2つの世界遺産である安芸の宮島と原爆ドームを有し、世界初の核攻撃を受けた都市でもあることから、国際的な知名度も高い(特にアメリカ)。

1589年(天正17年)広島城築の際に大江広元(毛利氏の祖)の「広」とこの地の豪族福島某の「島」を合わせたとする説などで他にも説がありつまびらかでない。

戦時中の日本陸軍・海軍の主要拠点が置かれた広島県は、呉の海軍工廠を始め多くの軍需施設が置かれ、戦後もそれらに携わった技術者・職人らによって技術が継承されモノ作りが盛んである。自動車・造船、そしてのちに加わった鉄鋼の御三家を中心に、瀬戸内海工業地帯の中核として発展、1994年までは工業出荷額で、関西以西、中四国・九州の西日本17県でトップを維持したが、バブル景気の崩壊でこうした重厚長産業はもろに影響を受け、三社の自動車メーカーの工場などを誘致した福岡県に製造品出荷額等で抜かれた。しかし近年の景気の回復、及び中国特需でこれらの業種は空前の好景気を記録、2004年の製造業出荷額は、6.3%増の7兆4153億円、製造品出荷額等は5.7%増の計21兆7468億円と、10年ぶりに福岡県を抜き関西以西でトップに返り咲いた。また重厚長産業に偏重した反省から、半導体製造のエルピーダメモリや日東電工などIT・デジタル関連機器メーカーを積極的に誘致し対応を図り、全体的にはバランスのよい産業構造になっては来ている。しかしながら景気がいいのは大企業と関連会社が多く、バブル期の融資でつまずいた金融業、また規制緩和の影響を受ける輸送業、外国からの安価な原料に苦しむ製造業など、その他中小企業の景気回復は遅れている。明治以降、広島市に大本営が置かれてから今日までの、広島市を中心としたエリアのドラスティックな歴史が、同じく明治以降の日本の歴史とシンクロされるため、近年経済誌でよく特集を組まれている。県東部の備後地方は常石造船に代表される造船業、昭和30年代に立地した世界最大規模の製鉄所JFE西日本製鉄所福山地区を代表とする鉄鋼業、シャープ福山工場を代表とするIC・半導体産業、古くからの地場産業である繊維産業が集積している。

広島県の自治体等 広島市: 中区 | 東区 | 南区 | 西区 | 安佐南区 | 安佐北区 | 安芸区 | 佐伯区
その他市部: 呉市 | 竹原市 | 三原市 | 尾道市 | 福山市 | 府中市 | 三次市 | 庄原市 | 大竹市 | 東広島市 | 廿日市市 | 安芸高田市 | 江田島市
安芸郡: 府中町 | 海田町 | 熊野町 | 坂町
山県郡: 安芸太田町 | 北広島町
豊田郡: 大崎上島町